建退共(建設業退職金共済)は、「建設技能者の人材確保・育成」と「現場作業員の福祉の向上」のために、建設業で働く方たちを対象として作られた「国の退職金制度」です。国からの補助もあり、安心で有利な制度です。

加入期間が長いほど、退職金の額は大きくなります。建設ユニオンでは「事務組合」と「任意組合」のいずれも取り扱っています。

事務組合

親方・事業主の方が、従業員のために掛金を支払います。

任意組合

一人親方の方が、自身で掛金を支払い、運用益を得ます。一人親方の方が建退共に直接加入することは出来ませんが、任意組合であれば、建退共が適用されます。

掛金の納入方法

1ヶ月間の見込みの就労日数を25日として、8,050円(1日320円×25日+50円)を月々の組合費と一緒に納入します。「事務組合」「任意組合」ともに同額です。尚、50円は申請事務費です。

退職金の請求

1年間(252日分)以上の証紙が貼られていて、

  1. 職人(または一人親方)から事業主になったとき
  2. 建設業で働かなくなったとき
  3. 55歳になったとき(継続も可)
  4. 死亡したとき

以上の事由に該当したときに、退職金として給付を受けることが出来ます。給付の際には、マイナンバーを含む各種書類が必要になります。


  • 加入手続きや給付金額などにつきましては、支部事務所までお問い合わせください。パンフレットもご用意しています。
  • 事業主自身が建退共手帳を持つことは出来ません。
  • 加入期間が2年(504日分)以下で退職金を請求すると、給付金額は掛金を下回ります。